2009年9月26日土曜日

復活 !!!

リヤサスペンションユニットのアルミブッシュからガタが出ていた為、街乗りに引退させていた1998年式Ellsworth Truthが見事に復活しました。

このTruthのスイングアームの軸受はいわゆるボールベアリング(転がり軸受)ではなく、テフロン製と思われるすべり軸受(ブッシュ)が使われており、市場での入手が困難である為、ずっとグリスアップで耐えしのいできました。入手から10年を機に、完全OHの為、輸入代理店へブッシュセットを注文、4ヶ月を経て、手元へ届きました。

ブッシュ打ち替えのついでに、スイングアームをつや消しブラックで塗装し、新品に見間違うほど。そして本日、新品のリヤサス:Rockshox monarch 2.1が届いたので、友人から譲ってもらった黒色の新型へ一時的に乗せ変えていた山用の部品を、再び1998 Truthに組換えました。

(復活した1998 Truth)

(一時的にお世話になった新型Truth)

組替え作業中、ツチヤさんでZUZIE氏(http://zuzie.cocolog-nifty.com/blog/)と雑談中、「何故、このモデルを乗り続けるのか?」と問われ、回答に一瞬、困ってしまいました。もちろん乗せ変えていた新型の方が、ICTという新機能も搭載しているし、優れている面もあります。良く考えた結果、
 1.) 長年の愛着がある
 2.) このバイクの特性に体が覚えている
 3.) 他に乗っている人がいない
という理由に行き当たりました。3.については新型も含めて今まで数えるほどしかEllsworthというバイクを見たことがなく、その中でも、1998型のIce blueにanodizedされたTruthは一度も見たことがない貴重なものです。

この10年で、ほぼ全ての部品が数知れず代わり、リヤサスは4本目(初代:Startos社Helix Expert、2代目:Cane Creek社AD-12、3代目:Fox社Vanilla RX)、リヤのメインシャフトも一度、破損し、自分でアルミから削りだすという離れ業をした経験もあります。(唯一、初期から壊れずに使っているのが、Chris Kingのヘッドパーツです。その強さには右に出るものがありません。) また、大学時代、友人と共に琵琶湖日帰り一周もこなしたマルチバイク。そんな貴重な存在を、これからも乗り続けて生きたいと思った一日でした。

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